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5月 八十八夜5/2 立夏5/5 小満5/21

八十八夜は立春から数えて八十八日目のことで、この頃から霜もなく安定した気候となり、茶摘み、苗代のもみまき、蚕のはきたてなど一般に農作業の目安とされています。小満は万物生気充満するという意味で、生物の活動が活発になる様子を表します。いきいきとした季節ですね。
また、風薫る5月は、花々の咲き乱れる美しい季節です。気候も快適で野や山にお出かけのことも多いでしょう。新緑の心地よさに身も心もリフレッシュされますね。そんな爽(さわ)やかで華やかな気分をインテリアに生かしてみましょう。

新緑をインテリアに

オーガンジーのチューブリボンの中に、ラベンダーを入れて針で茎を固定します。ほかにレースやプリーツリボン、サテンリボンなど、すべて白で統一してそろえ、上にポール通しを作ってポールを通します。窓辺につるすと、そよ風で揺れるたびにラベンダーの香るタペストリーになります。ラベンダーは自然にドライになっていきます。( 写真左 )

「緑」と一口に言っても、様々な色合いがあります。この季節では明るい緑、みずみずしく透明感のある緑でしょう。これに似合うのはガラスの透明感や、レースの繊細さ。そこで、ラベンダーの花穂を閉じ込めたポプリのようなタペストリーを作りました。 ( 写真右 )

リビングに印象的な緑を添えるには、今おしゃれな花屋さんで、リバイバルブームの「やつで」を使います。

やつでは、ともすれば日本的なイメージですが、新芽は大変美しい黄緑をしています。この元気さを生かしてみましょう。10本程度のやつでの葉を使います。柄を短めに切って、小さめの花器に1本ずつ生け、それをテレビボードやサイドボードに置いていきます。全体で一つのアレンジメントになるように、広い範囲に置いて下さい。葉っぱの大小があると面白いでしょう。
大きな葉で、重くて方向が定まらない場合は、根元を小石やアレンジワイヤーなどで固定するとよいです。リビングの1つの壁全体でまとまるようにすると、ダイナミックなものになりますよ。

もう一つは、ちょっと渋めの「苔(コケ)」です。

苔も春はきれいな緑のビロウドのようになります。
最近、苔玉の流行で、苔が手に入りやすくなりました。
もちろんお庭をよく見ると、少々の苔は見つかるものですが…。
それを平たいもの(皿など)に植え込みます。白い小石などと一緒に飾ると緑が映えますね。
日本的に和室に置くというより、これは現代アートのように洋室で楽しんでみてください。
ストイックな風情に、禅のような世界観まで彷彿(ほうふつ)としてきますから不思議です。

6月 芒種6/5 入梅6/11 夏至6/21

芒種(ぼうしゅ)とは麦を取り入れることです。入梅は梅雨が始まること、夏至は最も昼間の長い日のことです。雨も多い季節ですが、それだけにみずみずしい緑の美しさに圧倒されます。お庭では雑草も元気になるころです。でもこれも命のうち…嫌がってばかりいずに、野草の可憐(かれん)さも楽しんでみませんか?

雨の日の楽しみ〜手作り時計

**野原の花時計**
■材料
パイ皿(直径20センチ前後のものなら何でもいい)
ガラスコップ(背が低く口径の広いもの)
不要なCD
時計のムーブメント+長針短針秒針のセット(DIY店、ホームセンターなどで売っています。)
CDラベル(印刷用)
野草(カラスノエンドウ、クローバーなどを空き地で摘んできます。花の咲いているものが可憐です。)

■作り方

1)CDラベルで文字盤作り
パソコンソフトでラベルを作ります。周りを12等分して数字やマークをつけ、時計の文字盤にします。(私は野草をデジカメで撮影した画像を背景に使いました。違和感がなくておススメです。)
不要なCDに張り付けます。CDの中心の穴は、適当にふさいでムーブメントの固定用の丸穴を開けます。

2)文字盤に時計のムーブメントを付ける
ムーブメントについている説明書を参考に…。

3)組み上げる 水を張ったパイ皿の中央にガラスコップを置きます。その周辺に野草を生けていきます。リースを作るつもりで一方向に倒すようにして挿していきます。
ガラスコップの上にムーブメント付きのCDを針が上になるように、(ムーブメントがコップにはまるように)置きます。

4)出来上がり!
この時計は上から眺めるものですから、リビングのコーヒーテーブルなどに置くといいでしょう。
アレンジメントと同じですから、水の補充をお忘れなく。
簡単に出来て、皆がびっくりする花時計です。もちろん野草だけでなく、お花屋さんの花でもすてきな時計になります。あなたのアイデアが生きますよ。


7月 半夏生7/2 小暑7/7 夏土用入り7/19 大暑7/23 土用の丑の日7/28

半夏生(はんげしょう)というのは二十四節季より細かい72節季ですが、その名の風情から広く知られるようになりました。本当はサトイモ科の半夏はんげ烏柄杓からすびしゃく)と言う薬草が生える季節という意味ですが、この頃に白い花をつけるドクダミ科の植物の名(半夏生)の方が知られています。
小暑も大暑も暑さの様子を表しています。土用というのは、四季の立つ日(立春/立夏/立秋/立冬)の前18日間をそれぞれ土用と呼んだそうですが、夏のこの季節が一番有名になったのは、もちろん平賀源内がうなぎ屋のために書いたキャッチコピー「土用の丑の日にはうなぎ」によるものでしょう。

七夕(7月7日)

床の間や広縁などの広めの床を確保して七夕を用意しましょう。

七夕をしつらえる時は、織り姫のイメージで、昔の木の糸枠を使います。それに糸のかせ(実は日本人形の白い髪用の糸)を一部分は束にして、ほかを天の川のように流れるように置きます。
篠竹には少し細め長めの短冊を五色の和紙で作って下げます。短冊が小さめという所が幼稚園で作るのとは違うオトナらしさです。願いごとはインテリアに使うのであれば、出来れば毛筆の流麗な文字がベストですが、それがおっくうなら何も書かないというのもまたいいでしょう。

もう一つ試みていただきたい物に、「星映しの器」が有ります。

これは平たく丸い器に水を張り、夜、牽牛織女の星がこれに映れば幸いという願いの器なのです。水盤でもフラワーベースでもよいのです。水を張って軒先にしつらえるものです。そばに竹飾りやお供え風にそうめんを束ねたものを飾り付けて…。
今年はどうでしょうか?二つの星が仲良く映って見えるでしょうか?

青のインテリア

どんな季節よりも、青がすてきに見える季節です。元気な青、深い海の色ウルトラマリンなどを楽しむ好季節でしょう。
目の覚めるような麻の青い布を使って、テーブルをアレンジしました。
食器はフロストガラス製、カトラリーも柄の部分がフロスト風のプラスティックです。服地用の麻布を60センチ四方にカットしてふちを始末してナプキンに、残りを中央に敷いて貝殻や魚の形のプラスティックアクセサリーで水族館のような楽しい表現に。柔らかな曲線を描く利休草をふぅわりと流すように生けると、色あいもフレッシュな夏のテーブルの出来上がりです。
メニューは冷たくしたヴィシソワーズや、マヨネーズゼリーで寄せた魚、マリネなどのお料理はいかがでしょう?

また,いつもはベーシックなニュートラルカラーのリビングにも、鮮やかなブルーや南国風の植物柄のクッションを添えると、夏めいて見えます。実際はエアコンで快適に過ごすとしても、季節の光の中で「青」の美しさを楽しむことも一つの季節感でしょう。

やまぐちゆみこ:グラフィックデザインの勉強の後、インテリアの世界に足を踏み入れた。 インテリアコーディネーター資格の登録1期生。店舗のウィンドウディスプレイや個人住 宅のインテリアなどを手がける。主婦として母として生活者としての目線で、インテリア の世界を今もワクワク探検している。広島ホームテレビ毎週日曜13:55〜放映中の 「E-living」で暮らしのナビゲーターを務めている。創作グループ「霞夜(かや)工房」代表
お問合せ:yue@hicat.ne.jp

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