信仰―法話コーナー

法話

「命」【2015年8月の法話】

皆様は、漢字の「命」を体で表現して人気のお笑いタレント・ゴルゴ松本という方をご存じでしょうか?今、「命の授業」と題して行う講演が人気らしいのです。得意の話術で、自らの人生観に基づく漢字の意味を自己流に解き明かしていく。とくにゴルゴさんが熱を入れる少年院の授業では、少年たちが生真面目にノートに取り、最後は全員が泣きながら歌って感謝するのだという。

授業の中身は、「日本語はすごい。『あいうえお』を母音と言いますが、すべての基本で、その一番上(うえ)に愛(あい)がある。そして人が歩んで、いろいろな人に出合ってきた最後、終わりに恩(をん)があります。恩返し」

だから、愛情をもって育んでくれた親、先生、友達兄弟、故郷、すべてに最後は恩返しでおわる。

「夢、人の夢と書いて儚、はかない。これは夢が実現できなったことを言います。しかし夢を現実にした人たちはいます。夢を叶え幸せになりたい。幸せの反対は辛い。なぜ辛いのか?幸せの横棒一つ欠けると辛いという字になります。つまり、何か一つ欠けると幸せから辛いにかわるんです。辛いと弱音(愚痴)を吐きます。弱音を吐くの吐くという字は口にプラス、マイナスと書く。人の口からは、プラスなことマイナス(愚痴)なことがでてきます。ここから成功する人は少しずつ変化が現れます。

プラスなこと、マイナスな(愚痴)ことを吐き出しながら夢に向かって一生懸命努力していくと、マイナスなことを言わなくなってくる。すると少しずつ少しずつマイナス(愚痴)が消えていくんです、そして叶うという字になるんです。それから、口で言葉をたくさん出していくだから夢は叶う。叶うという字にもう1本足すと叫ぶという文字になります。ずーっと自分の心の中で叫び続けていく、つまり継続は力なりなんです。辛抱とは、辛さを抱くと書きます。辛さに一つ足すと幸せになります。辛抱も一つ足せば幸せを抱くになるんです。だから、辛抱しなきゃいけない。辛抱の中に幸せがあるんだ。」
といった熱い言葉が満載。明るく幸せに生きていくための気づきとなることを、身近な言葉で紹介している。

生きているからこそ、悩み苦しみがある。それを否定して生きるのではなく受け入れいていく中にこそ人生の妙があるように思える。仏の教えはいつの時代もそんな我々に寄り添っているのである。人生明るくするも暗くするも自分の心ひとつ。しかし、そんなに強くなれないときもある。だからこそ、いつも寄り添ってくださるみほとけの教えとともに命いっぱいに生きていく。よい縁をいただきながら今日も一日、いのちをつむいでいきたいとせつに思うばかりであります。

合掌

(酒井太観)

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