信仰―法話コーナー

法話

「言葉で伝える」【2013年1月の法話】

私は言葉遊びが好きです。言葉遊びと言っても高貴な物でなく、単に語呂合わせみたいなものです。先日具合を悪くした、後輩が女性の同僚に「体調は如何ですか」聞かれていたので横にいた私が、すかさず、「はい、上等兵です。」と代わりに答えました。(体調が隊長にかけてあり、隊長なので答えが、体調が悪くなかったので、上等兵になりました)レベルとしては、いつも低空飛行です。そんな私が気に入っているのが、東京の浅草の浅草寺の近くにある、お土産屋さんと大型バス駐車場になっている「浅草5656館」です。浅草寺といえば、雷門、雷といえば、ゴロゴロ鳴る。だから、ゴロゴロで5656。一度聞いたら忘れられないインパクトが好きです。

元々日本人は、こういう言葉遊びが好きなのだと思います。私が語呂合わせが、好きなのは、父親の血を引いているのだと思います。私の師であり、父親でもあるひとは、おしゃべり上手なひとではありませんが、たまに語呂合わせみたいなことは、言ってました。今思い出すのは、「師走は、皆忙しいけれども、とくにオーケストラと大工が大変」と言ってました。第九と大工をかけていました。親子二代で、レベルが低いです。

そんな父でも師としても大切な言葉をくれています。私の記憶の中で、父との会話で一番古いのは、「お父さん、人は死んだらどうなるの?」と聞いたら、父は「生きている時に良い事をすると、次に人として生まれてくるけど、悪い事をしたら、次は蚊に生まれてきて人に刺したら直ぐ潰されて又死んでしまうよ」と教えてもらいました。幼い私に分かりやすく教えてくれた仏教の教えです。が私の中での最初の教えであり、また究極の教えだと思っています。

密教では、昔から口伝を重んじ大切にしてきました。密教だけでなくむかしからの、言い伝えは、仏教だけでなく大切なものは今でも残っています。私達は日頃口伝をロイと呼び現在も伝授はロイが主流です。現在私の周りにも若い後輩がだんだん多くなってきています。私がどれだけ多く上手くロイ出来るか分かりませんが、少しでも多く感じ、学んでくれて、上手に言葉を使って、人々の元気の源になる様に実践すれば、それが皆様の甘露の一滴になれば。と思います。

合掌

(福嶋範道)

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