信仰―法話コーナー


法話

レッテル【2012年2月の法話】

先日テレビで報道番組を観ていましたら、今年は辰年なので飛躍出来るように頑張りますと、スポーツ選手が抱負をいってました。年のはじめにも、証券取引所の人も同じような抱負を語ってました。我々日本人にとって近年は、いつも辛い年だったので、今年こそはと希望を込めた願いなのでしょう。以前は亥年は荒れる年とか、卯年は跳ねる事はあっても大人しい。などと耳にした事がありましたが、時代が変わったのか今はあまり当てはまらなくなった感じがします。見方を変えれば、私たちが勝手にレッテルを貼っていたのかもしれません。弥山で勤務していると沢山の登山客の方がこられます。最近では「山ガール」など若い女性の登山愛好家も多くこられます。ただ、その中の一部の人にはマナーが悪い方がいらっしゃる事も事実です。ある程度は仕方ないところもあるのでしょうが、私達はどうしても、登山家の方を見ると、構えたり警戒心が出てしまいます。私達の中にレッテルを貼ってしまっています。しかし、大切な事は、レッテルを貼られた人を変えるのではなく、貼った自身が変わる事だと私は思います。何かを変えたいのならば、相手を変えようとするのではなく己を変えて、物事に対応し、感謝の気持ちと与えっぱなしの気持ちで接すれば、一つの事に対する受け取り方が変わるのだと考えます。昨年は悲しい事に未曾有の災害にみまわれたり、経済の低迷などで私達の生活は大変です。しかし、捉え方を変えて臨んでいけば、今年は、朝日が昇るように、消えずの火が燃え上がるように、まさしく龍の如く天に昇る一年に出来るのではないのでしょうか。

(福嶋範道)

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