信仰―法話コーナー


法話

最高の利益【2011年12月の法話】

お釈迦さまのおっしゃられた御言葉の中で「人生の最高の利益は健康である。」という言葉があります。聞いたその一瞬では、そうなのかな?と思いましたが、よくよく考えてみると実に的を射た答えであることに気付かされました。

まず健康を害してしまうと、働くことが難しくなってしまいます。少々の病気、たとえば軽い風邪等であればまだ働くことが出来ますが、これが重くなると働く事が出来なくなってしまいます。

収入が減るだけでも損なのに、そうなってしまうとさらに薬のお金や診察費を支払わなければいけなくなってきます。
それが大きな病気であると入院費、また手術費が必要になってきます。

これらの事を考えると健康は最高の利益という事も納得できるのではないでしょうか。

そしてこの健康は二種類に分ける事ができます。前者で挙げた体の健康、もう一つは心の健康です。この両方のバランスが取れないと人は病気になってしまいます。体の健康は勿論の事ですが、人との心と心の触れ合いが十分に取れない環境で無理な生活をしていると、心の病気になってしまいます。

こうなってしまうと体の病気より厄介で、立ち直るのに何年もかかってしまいます。

ですから、ただ外面的な部分だけに気を使うだけでなく、心に栄養をあげるという事も非常に大切なのです。

そこで「精進する」という事が大事になってきます。体、また心の病気にしても突然悪くなるという事はありえません。日々の生活の繰り返しの中で少しずつそれらの要因が作り出されていくのです。毎日の生活の習慣を改善し、それを続けて精進していく事こそがより良い健康な未来を歩む為の第一歩になります。

頑張って仕事をして周りの人達に認められる事も大事ですが、無理を続けて自分が駄目になっては元も子もありません。

「中道」の言葉の通り、やり過ぎず、やらな過ぎず。そして一生懸命頑張った時には、自分の体と心にご褒美をあげる事も必要な事なのです。ぼちぼち、頑張って行きましょう。
合掌

(虻川義照)

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