信仰―法話コーナー


法話

感謝を忘れず、感動を大切に【2010年1月の法話】

平成二十二年、新しい年を迎えました。
昨年は新型インフルエンザの流行、相変わらずの経済不況、或いは悲惨な事件事故、更には利己的な理由による犯罪など様々な出来事が報じられましたが、どこか暗い話題の方が多かったような気がします。一方、政治の世界では政権交代という大きな変革が起こりました。政権は代わりましたが、政治にはこれからも私たちの暮らしが良くなるような政策を期待したいものです。そして、今年こそは暗いニュースを一掃し、明るい話題の多い一年になることを皆さまも切望しておられることと思います。暗い話題の多かった一年、今年こそは私たちの手で明るい話題の多い年にしていきたいものです。
ではどうすれば、明るい話題に溢れたより良い世の中を築いていくことができるのでしょうか。世の中を明るくするためには、まずそれぞれの家庭が明るくなければなりません。そして、明るい家庭を築くためには一人ひとりが幸せでなければなりません。幸せの基準というものは人によって違うと思いますが、幸せを感じている人にとっては、どんなことに対しても不平や不満がないということは誰にでも共通していえることではないかと思います。なぜなら幸せを感じている人は、何事に対しても感謝するという気持ちを持っているからです。言い換えれば、感謝の気持ちを持っている人は幸せだと感じることができるということです。感謝の気持ちを持たずに不平や不満ばかりを言っていたのでは、幸せも遠ざかってしまいます。
そして、感謝の気持ちとともに大切にしていただきたいのが、どんな小さなことにでも感動するという心を持つことです。それは難しいことではありません。例えば、道端に咲く花を見たとき、きれいな夕日を見たとき、もっと日常的なところでは、おいしい食事を口にしたとき、湯船に浸かって一日の疲れがふっと取れたとき、一日が終わってあたたかい布団に入ったときなど。そのように、どんなに小さなことであっても感動を味わうことができたとき、「ありがたい」という感謝の気持ちが自然と生じるのではないでしょうか。そしてまた、自ずと掌を合わせることもできるはずです。感動する心なしには感謝の気持ちもなかなか生じることはないでしょう。感動するからこそ、感謝の気持ちも生まれ、そして幸せだと感じることができるのではないかと思います。
笑う門には福来る。今年一年、笑顔の多い感動と感謝の日々を送りたいものです。
合掌

(日高誠道)

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