信仰―法話コーナー


法話

吉のおみくじ【2009年4月の法話】

『吉のおみくじかー。』
 御神籤を引いた時に出た答えでした。
 御神籤を引いた理由は、私の長男が高校受験で、本人の希望する高校に無事に通るといいなと願っておりました。神仏にすがる思いを皆様もされた事があるとおもいますが、まさしくその思いでおりました。しかし、神仏が直接教えてくださる訳でもなく、又声が聞こえる訳でもありません。そこで、私は自分の願う事を、三鬼大権現のご宝前で、般若心経・三鬼大権現の真言等を自分の心が落ち着くまで奉読して、御神籤を通して知恵・ご教示頂く方法を常日頃から行っており、昔、私が僧侶になる前に、高僧より教えて頂いた方法で『御籤を下す』とも言われております。
 皆様も御神籤は新年や神社仏閣に参拝された時には、引かれた事があるとおもいます。
 御神籤は古来より、事の吉凶・国の祭事や政策、後継者を選ぶ際に『神仏の意志』を占う為に御籤を引く習慣が鎌倉時代頃から行われる様になってきたと言われており、戦国時代の本能寺の変で、織田信長に対して明智光秀が京都愛宕山で御神籤を引いて勝運を占い事を起こしたとする伝記も残っております。

人は誰でも苦しんだり、また自分はどうしたらいいだろうと悩んだりします。
 そこで、友人・父母などに意見を求めますが、決断するのは全て自分自身が行わなければなりません、自分が幸せに進める道はコチラですよと、案内表示があればどれだけ安心で快適な人生が送れるかわかりません。
 宗祖弘法大師も『道いまだ知らず、分岐に臨んで幾たびか泣く』と言葉を残しておられます。私達それぞれに生計を立てる・目標に進む道は違います、大師も宗教家として大成されたましたが、その道の分岐点に立たれて悩み・苦しまれ・涙された事は、私達と同じ人間なんだと、うれしくなるような言葉です。しかしお大師様には、神仏を信じるという信仰心がありました。

御神籤には、吉凶に関わらず最後に、『神仏を祈りて吉』や『神仏を信じてまて』と書かれております。私達は、自分がご縁のある神仏・三鬼大権現にご加護を求め崇拝します。自分の願いが叶うよう祈る方・日々安心に暮らせる事に感謝で祈る方、色々な祈り方があると思います。

『今の世の中何を信じたらいいのかわからない?』とよく言葉を聞きます。政治・経済・家庭・色々な、面で不安・不信の時代です。しかし当山の三鬼大権現を含め全国の神社・仏閣で、信じれば信じる程ご加護を頂ける霊験があり又、霊験談も数多くありインターネットなどでも紹介されている所もあります。私もこれからの人生の道につまづいたり、悩んだりします。そんな時に弘法大師の言葉を思い出し、ご縁のあった神仏を信じて祈りを捧げ人生の修行を乗り越え、自分の人生は良かったと最後に思えるように、正しい信仰心で人生の道づくりをしたいと思います。
南無大師遍照金剛

(小野湛海)



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