信仰―法話コーナー


法話

■よりよく生きる【2008年6月の法話】

早私もこの大聖院に勤めさせて頂き今年で三年目となります。実にたくさんの方々を祈願させて頂いてまいりました。

祈願されて来られる方の想いは、家内安全、心願成就、病気平癒、商売繁盛、と様々で、年の初めになると厄除けの祈願に来られる方が特に多いと感じます。

その年、星まわりの悪い方が祈願をするというのは大事な事です。

ですが、厄除けの祈願をしたからもういいと思うのではなく、ご自身が精進をされるのも厄を払い、徳を重ねるにはとても大事な事です。

皆様に精進をしなさいと言ってもなにも肉、魚を食べるな、酒を飲むな。と言っている訳ではありません。

もっと身近な所に道はあります。例えば、怒りの心を持たない。これは外面的な部分だけではなく、内面にも言える事。身・口・意、つまり口や表情だけではなく、心の底から許す気持ちを持たなくてはなりません。そして精進の中に布施という言葉があります。これは周りの人に優しくし、自分のして欲しい事をしてあげるという事。これが身近に出来る事の一部です。

後者の、周りの人に優しくしなさい。とは小さな頃に皆さんも先生や両親によく言われたと思います。

これは例えば、貴方が私に良い行いをしたとします。そうすると私は貴方に感謝の念を抱き、貴方の為に何かをしてあげたいという想いが生まれます。

これは一人の想いでは小さな力ですが、何十人、何百人の想いになると大きな力を持ち、それが渦を巻き、流れとなって良い行いをした貴方の運命をより良い方向へと導くのです。

祈願を受けて終わりではなく、より良く生きる為に祈った我々のその想いを皆様は行いとして現世に反映させる事ができます。

無償で人の為にする行いは、とても尊いものです。今一度自分を見つめ直し、周りの全てに生かされているという原点に立ち戻って、自分が今なにをすべきか考えてみてはどうでしょうか。

合掌

(虻川義照)



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