信仰―法話コーナー


法話

言葉の大切さ【2008年11月の法話】

それは、夏の暑さが残る九月はじめのことでした。いつも通い慣れたガソリンスタンドで起こりました。いつもの様に給油して支払いを済ませて出口に向かっていました。

前に二十五tトラックがいたのは確認していました。私はいつも通り後ろにつき、道路に出る手前でトラックが止まったので私も停車しました。
トラックのブレーキランプが消え、バックランプが点いて、バックしだしました。すぐに止まるのかなと思っていましたが、止まりません。これはまずい。と思いクラクションを鳴らしましたが、トラックは止まりません。駄目だと思った瞬間、衝撃と共に傷んだ車の姿が目に映り、やられた。と言う気持ちが、頭を過ぎりました。勿論、ぶつかった後トラックは停車して、運転手が降りて来て、何か言い訳しました。何を言っていたかは忘れてしまいました。一言、二言会話して、運転手は会社に報告して、担当の人が私に話したいとの事なので話しました。話す内容は今後に対してのことでした。

人が生きていくうえには、いろんなことがあります。ですから、交通事故も仕方ない事と思います。ここのところ宮島は、シーズンオフが無い位、観光の方やお参りの方が来られます。有難い事に大聖院にも沢山の方が来られます。特にこの何年かは外国の方が増えたと思います。
ただそんな中、目につく事もあります。以前にも書きましたが、本当に土足でお堂に上がる人が多いのです。外国の方だけでなく、日本人も多いです。
その中でも目立つのが「土足でないので、靴を脱いでください」とこちらが言うと、振り向いて何も言わず降りてその場から離れます。
私は例え、知らなかった、悪気がなかったなどの理由があっても、まず「すみません」と言うべきだと思います。先ほどの運転手や担当の人も私に対して「すみません」という言葉がありませんでした。

事故の前に、私は体調を崩して病院の救急にいきました。そこで、お世話になった看護師さんと何人か接したのですが、皆、最初に「大変だったね、もうすぐに良くなると思うけど、なんかあったら我慢せずに言ってね」と言う言葉をかけてもらい凄く有り難いなあと思いました。
本当にほんの小さな事なのですが、受ける人には大きい事だと思います。オアシスの心と言うように、報恩、感謝、謙虚、反省の気持ち、全て基本ですが、一番大切です。
綺麗な花を咲かせる為には、種を蒔けばいいのではなく、日頃の手入れが肝心です。心の華を咲かせるには心の栄養も大切です。

(福嶋範道)



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