信仰―法話コーナー


法話

出会い 【2008年1月の法話】

 

 昨年は皆様にとってどのような年であったでしょうか。人との出会い別れ、そして喜び悲しみ、思いは様々であると思います。

 人生というのはどれだけ多くの人と出会えるかだと私はそう思います。自分が成長する為のきっかけを持つ人と出会い、そしてそれを吸収して自分を高めていく。自分の世界を広げていく。それが人生というものではないでしょうか。

 私はこれまでの人生でたくさんの人達と出会い、いろんな影響を受けここまでやってきました。ですが、人と関わり話す事でなるほどと思うことはあっても、自分の信念、価値観に衝撃的な変化をもたらす出会いというものは少ないものでした。

 私は昨年を通してこの機会が以前よりずっと増えたと感じております。それは今までの自分では理解出来なかった事、気付けなかった事。また、なんとなく気付い てはいたけれど目をそらしていたそれらの事と真っ直ぐ向き合えるようになったからなのだと思います。これはやはり僧侶になり、皆さんと触れ合えたおかげで あると感じております。昨年知り合った方の中からこんな話を一つ。

 「あなたが今この瞬間に無上の喜びを感じていないとしたら、その理由は一つ。自分が持っていないものの事を考えているからだ。喜びを感じられるものは、全てあなたの手の中にある。」

 本当にその通りなのだと思いました。自分の外に幸せを求める者はいつになっても満たされる事はない。向上心、何かを成し遂げたいという欲求は自分を高めてい く上で必要な事ですが、最後に行き着くのは自身の内面、幸せはいつも自分の中にこそあるのです。それを教えて頂いた方との出会いは自分にとって大きな一歩 になったと思います。

 人生は人と人との出会い。既に出会っている身近な人、また、まだ見ぬ後の人生で縁を頂く人、より良く生きるきっかけは沢山の人々が持っています。

 それを見逃す様、日々に、そして出会いに感謝し一日一日を大切に過ごしていきましょう。

 合掌


(虻川義照)

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