信仰―法話コーナー


法話

先祖への感謝【2007年10月の法話】

今年も事のほか暑い夏でした。地球の環境破壊のスピードも私たちが、考えているより速いペースで進んでいるように思えます。お釈迦さんが、涅槃に入られて、約62億年後、この世が混沌とした時に、お姿を現されると言われる弥勒菩薩。昨年、この大聖院でも、ダライラマ法王に開眼して頂いた仏様です。しかし、このままでは、弥勒菩薩が、現れる前に、我々人類が、この星自体が、無くなりそうです。しかし、この事は、不幸にして、起こった事態でなく、我々と先人達が、招いた事態です。お釈迦さんが、産まれた、時代の環境のままだと、こんな環境問題は、発生しなかったでしょう。八月に法要した時、暑い中だったので、終わって控え室に戻った時、ある方が、空調がきいていたので、「ここは、極楽じゃ、坊主が言うから、間違いない。」と言われてました。私も同感でした。

世の中、便利で暮らしやすく、科学の進歩や医学の発展により豊かになる一方、今の混沌とした世の中や、環境破壊などは、貪りなような気がします。

仏様の教えや、先人達の言い伝えには、現在、そして未来をより良くするためのヒントが沢山あるのではないかとおもいます。私は、いつも八月十六日は、必ず灯籠流しにいきます。そこには、宗派を越えて集まり、ご供養します。先祖を思い集まる方々が、沢山いらっしゃいます。そこで、必ず法要が始まるまで、マイクを使い、沢山の人へ伝わるように、協力してくださる方への感謝。先祖を敬う気持ちを、おもしろおかしく、お話しされます。毎年楽しみに、耳をj傾けています。その中で、今年一番、心に残ったのは、お盆という、言葉です。お盆は、サンスクリット語の、ウランバナから来ていて、盂蘭盆から、お盆になってます。その方が言うのには、昔から、お盆というのは、仏間に家族が、集まって、私達家族は、こんなに元気に、幸せに暮らしています。と先祖に見てもらうもので、日本では、食べる物を、運ぶ為に、夏なら、西瓜を運ぶ為に盆を使う。その盆が、四角でなく、丸い盆で、家族の和を現し、盆という字を使ったのだと、思います。と、言われていました。私達の暮らす地球も、盆のように丸く、心も丸く、そんな当たり前のことに、未来へのヒントがあるのではないのでしょうか。


(福嶋 範道)

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