信仰―法話コーナー


法話

中国 普陀山を訪れて【2007年8月の法話】

6月23日から29日までの間、中国の普陀山に参りました。

普陀山とは上海や杭州よりやや南東に位置している島で、12平方キロの細長い島です。西暦858年、日本僧侶慧鍔(えがく)により開創され、今では僧侶だけでも3,000人が居住する中国四大仏教聖地に発展しました。いつからか島そのものがポタラカ(観音浄土)と呼ばれ、中国国内はもとより、東南アジア全域の仏教徒から、深い信仰を集めるようになりました。また中国観音霊場会と交流があり、紫竹禅寺には観音霊場寺院各々の観音様の石仏が安置されています。

今回の旅では普陀山、普門万佛宝塔前にて日中合同法要、ふじ丸船内にて真言宗と天台宗による声明ジョイントコンサート等、大変貴重な法要が勤修されました。この法要を間近で体験する事ができ、感謝の気持ちで一杯になりました。

実際に行ってみて感じた事はやはりスケールの大きさでしょうか。どのお寺も迷う程大きく、仏様や建物の装飾も鮮やかで、日本のお寺の様な繊細で静かに佇んでいるイメージとは違い、力強く生き生きとした印象を受けました。私は普済寺、法雨寺、慧済寺、普門万佛宝塔、他に尼寺を3ヶ寺ほどお参りさせて頂きましたが、どちらのお寺も独特の雰囲気を持っており、とても神秘的なものを感じました。さらに全長33メートルの南海観音様を拝見した時にはその迫力に圧倒され、それと同時に建造に費やされた人々の努力を想うと言葉も出ませんでした。これ程までのものを創ろうという意思は並大抵のものではなかったでしょう。

異国の土地で、まして観音様の聖地では信仰というものはどのようにされているのか、どんな違いがあるのかと、興味を持ってこのクルーズに参加させて頂きましたが、普陀山の各寺院にて一心に礼拝している方達を見ると観音様の前では国境など意味のないものだという事を実感致しました。

これからはこの度頂いた観音様とのご縁を大事にし、毎日をより良く健やかに皆さんと過ごして行きたいと思っております。 合掌


(虻川 義照)

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