信仰―法話コーナー


法話

大事な事 【2006年10月の法話】

人は誰しも様々な価値観を持って世の中を生きています。
人は産まれてから今この瞬間までに感じ、思い、学んできた事に影響され、その人独自の思考や信念を見つけ自我と出会い、人格を形成し、その人独特の価値観で世の中を見ています。
それ自体は当たり前の事ですが、人間というのものは何処かで欠点が出てしまうものです。その価値観によって差別、偏見などをしてしまう様に、弘法大師空海はこの価値観を捨てる事の出来た人だと言われています。この世のあらゆる物事をその時代の価値観に惑わされず無の心で捉え、その事柄の本質を見極める事の出来る人であったと。私達が生きているこの時代の社会では、多くの情報が世の中に溢れ、物の価値や人の心も川の水の様に流れ、移り変わっていきます。悲しい事に中には生かされているという事の有り難さを忘れ、自分の得になるからといって人を騙したり、裏切ったりする哀れな人も世の中にたくさんいます。時の流れというものは歳を取る度にどんどん早く、目まぐるしく変わって行くものです。誰しも時には惑わされたりする事もあるでしょう。
ですがっその時こそ心を無にして自分の為ではなく、真の意味で何をしたら良いかを感じ、差別や編見の目を捨て、ありのままのその事柄を判断し評価する事が、今の私達にとってとても大事な事なのではないかと思います。

(虻川 義照)



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