信仰―法話コーナー


法話

大切なもの 【2006年7月の法話】

先日、受付にいますと、修学旅行と思われる男女の学生さんが、いくつものグループでお参りに来られました。
  その中の一人の男子の学生さんが「すみません、これ、なんて読むのですか?」と質問されました。
  「三鬼大権現と読みます。」と答えたら「三鬼大権現御祈祷申込所か、ここは祈祷の申し込みの受付ですか?」と問われ「はい、そうです。」とお答えすると「どんな願いも、聞いてくれますか?」と聞かれ、「色々聞いてもらえるけど、学生さんだったら、学業成就などがいいんじゃないの」と答えるとその横にいた女子学生が「宝くじが当たります様に、がいいじゃん」といったら、その周りにいた学生さん達が一斉に「それがいい」と騒ぎました。
そのあと、一人が「祈祷料って、いくらです?」と問われ、それに対し説明したら、女子学生さんが「はあ、結局、金次第ってことよね。」わたしは、かなり驚きました。よくいえば現実的ですが、人生これから、学生さんにはやはり、将来もあり、夢をもって、頑張って、明るい人生を作って行って欲しいと思います。今の学生さんに言っても、夢じゃ腹いっぱいにはいならないんじゃないの、といわれてしまいますが、でも、やはり、学生さんには夢をもち、汗をかき、一生懸命、夢に向って努力していれば必ず見るひとは見ているのですから。学生時代は、学問を学ぶ、心身を鍛える時期でもありますが、人として基礎を創る時でもあります。家でも、人でも、なんでも、基礎がしっかりしていないと駄目です。また、基礎ができていないと発展もありません。基礎がしっかりしていれば、懐も深くなります。今の時代、人として大切なこと、基礎が出来ていない大人が多いと思われます。見た目はしっかりした建物でも、骨を少なくして弱く出来ている。事故を起こしても、怖いからその場から逃げる。弱い者だけを狙うなど、人として一番基礎の部分が出来てないです。
日頃、私達は「生かされている」という感謝が出来ていれば満足できます。
  満足していれば、私利私欲をもとめ続けて無理しないではないのでしょうか。そうすれば自然に結果が出るのではないでしょうか。
(福島 範道)



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