信仰―法話コーナー


法話

考え方 【2006年5月の法話】

人はそれぞれいろいろな思いもありますし、考え方も様々です。ですから『十人十色』という言葉もあります。
辞書で調べますと『人の好む所・思う所・なりふりなどが一人一人みんなちがうこと』と書いていました。やはり育った環境やまわりの人々の影響でかわります。ましてや同じ兄弟姉妹であっても考え方や行動が違います。
それは生まれ持ったものもありますし、友達や教育等によっても違ってきます。
あるお参りの方が、最近いい事がないのでご祈祷をしてくださいと言われました。話を聞いてみますと確かにいい事ではありません。
しかし考え方をかえますと『いい事』というのが『欲』にもとれます。人間ですから誰しも欲というのはありますし、決して欲がないというのではありません。考え方一つで何事も良くも悪くもなると思います。
道を歩いていて、つまづいてこけた時、誰でも痛い思いをした事があると思いますが、その時「これだけの傷ですんでよかった。」と思う人と「こけて痛い思いをして、今日はついていない。」と思う人がいます。ほとんどの人が後者だと思います。ですが前者のように考えてたり思うようになれればどんなによい事でしょう。
私たちは、常日頃生活をしていますといろいろな事が起こります。それを全て高い位置から見ておりますと何事も悪い事のように思えます。低い位置から物事を見上げ、考え方一つによって今ある生活が苦しくも楽しくも感じられるのではないでしょうか。
私たち人間は感情生物ですから、全てをいい方に考えるというのは難しいと思います。しかし考え方によって今置かれている自分の状況が少しでもいい方向に行くようになると思います。
(高取 顕勝)



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