信仰―法話コーナー


法話

病気とおかげ【2005年12月の法話】

八年ぶりに検診を受けました。結果は別に悪くなかったのですが、先生から「肺に影があるので一応CTを撮ってください。」と言われました。自分の中ではまぁ一応受けて安心しておくのが賢明と考えました。
先生に紹介していただいた所で予約を取って後日CTを撮ってもらいました。その日に結果を先生から「肺に異常はありませんが、左の腎臓に癌があります。癌といってもまだ小さく初期の状態です。」と言われました。私の中では青天の霹靂とは言いませんが、少し驚きました。でもまぁ初期なら別に大丈夫だと思い、先生からどこの病院に入院しますかと聞かれましたが、家から近い所がいいので総合病院にしました。紹介状を書いていただき連絡もしてもらいました。
次の日住職にその事を連絡し七月の初めから入院する予定と伝言しました。休みの日に家内と一緒に病院に行って入院の予約をとりました。先生との兼ね合いで七月八日が手術日に決まりました。七月七日が母の七回忌だったので、それに出席してから入院のつもりでいたら二日前に入院しないといけないと先生に言われました。八日を逃すと次は二十日頃になるので八日に決めましたが、母の法事に出席できない方が癌の宣告よりよっぽどショックでした。
七月に入って六日に入院しましたが、時間を持て余してしょうがないので本を読んだり、外出許可をとって出掛けたりしました。手術当日も落ち着いた気持ちで臨むことができました。当たり前かもしれませんが、私よりむしろ家族の方が心配していたようです。
手術も終わり家族と無事対面し病室にもどりました。先生は「安静にしているよりはとにかく動きなさい。その方が治りが早い。」と言われました。痛み止め等の管が外れてからは、できるだけ動くようにしました。おかげで予定通り退院できました。
これも三鬼さんや仏さんのおかげだと思いますし、病気を早期発見できたのが何よりもおかげです。あれから一年半程経過し、半年おきに検診を受けていますが、異常が現れないので安心しています。これからも仏さんへの感謝の気持ちを忘れないように日々精進を心掛けてゆきたいと思います。
(高取 顕勝)



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