信仰―法話コーナー


法話

求める心【2005年1月の法話】

本来なら、いつもこの時期(正月)は、一年間の目標をたてる時期なのに、いつも私は、目の前の事を一つ一つクリアーするのがせいいっぱいです。ただ一つ願うことは、世界中の人々が毎日幸せで暮らせる事を願います。
思い返せば昨年は、日本中、自然のもつ力の恐ろしさを、あらためて思い知らされた年でした。その自然の力があまりにも大きいので良い出来事を忘れ去る位のパワーをもっていました。例えば、良い出来事のひとつに、オリンピックでの日本人の大活躍、メダルのラッシュはうれしいかぎりです。なのにあまりにも暗いニュースのパワーが大きくて、明るいニュースを覆っています。そんな中、昨年の流行語にも選ばれた「冬ソナ」や「韓流」などは、女性を中心にすごいブームになり今も衰えをしりません。そのパワーは芸能ニュースの枠を超える所まで来ています。かくゆう私のまわりにも冬ソナにどっぷりつかっている人がたくさんおります。それこそ、朝起きて、夜寝るまでずっと頭の中のメインです。私はそれを見るとそのパワーに圧倒されます。しかし、それを目の当たりにしていると、以前、教わった教えを思い出しました。
それは、私たち、真言宗が主にしている経典の般若理趣経です。理趣経は、般若心経に比べて何段にもわたり、大変長いお経であります。その般若理趣経の内容を、私が、以前簡単に教えて頂いた時、その内容を一言で言うと「求める、思う」事と教わりました。まさに、私のまわりにいる、冬ソナのファンと同じだなと思い、新めて教えを頂いたと同時にそれはそれで大変良いことなのだと思いました。現にその人達が冬ソナをしゃべっている姿や、想いをはせるところを見るにつけ、大きなパワーを感じます。間違えてるかもしれませんが、即身成仏をほんの少しでも触れた感じがしました。 即身成仏が出来た私達の偉大なる先人は、雲の上の存在ですが、身近にいる人のお陰で教えをなげかけてくれてくださった感じがします。そんな仏縁を大切にして、パワーを持って一年をくらしましょう。

(福嶋範道)



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